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 カリキュラムについて

   本学科では、既成の表現手段をきっかけに進められる手法や技術の習得を目的としたものではなく

 既成の技法やメディアにとらわれない発想や思考から自らの表現を始められる契機となることを

 望んでいます。

 社会に対する幅広い視野を持ち、多様な視点や異なった感性を持った人々と

 自由にコミュニケーションできるような柔軟で活動的な姿勢を持った学生が育てます。

 たとえば、在日朝鮮人の在り方を提言したり表現することのできる人材、

 コミュニティーに根ざしたアートの現場を作り出す人材、

 独自の表現方法を模索できる人材。

 このような才能を持った人材を育成することを目的としています。

 二年間学部で学んだ後は本人の希望により専攻を選択でき、研究コースで学ぶことも出来ます。

 研究コースでは時代(今日)への鋭敏な感受性を磨くとともに、創造や表現の幅広い活動分野を自ら切り開いて行ける場となります。

 研究員からは在日朝鮮人として現代美術のアートシーンで活躍している人材や出版社でのデザイン部署や教員として活躍している人材を輩出してきました。

 

美術教員養成と創作を志向する美術専門家の養成を目的とする芸術表現は多様化し、素材や手法も多岐にわたっている現在、まずは基礎知識と技法を学ぶことから始めます。

 各学生の個性に基づいた「表現」を発見し学習、研究、創作が行われるように、本学科のカリキュラムは組み立てられています。

1年次

 一年次では主に絵画、彫刻での基礎訓練を実習、演習していきます。

 

 ここでは、他の分類、メディアに関して具体的に模索する場ではなく、美術分野全般においての礎を築くもの

 

 として考えています。

 

 美術表現を構成する基礎的な表現媒体・技術・知識に触れる機会を持ちます。

 

 合わせて美術史などの理論的基礎を学びます。

 

 美術理論 西洋美術史 美学概論 美術教育 素描 油絵 立体 画像処理 創作研究

2年次

 二年次では「表現」をめぐる創造的な作業によって進められていきます。

 

 一年次で学んだ事の延長線上にあるものの、カリキュラムでは表現の技法や媒体、場などの制限を徐々に取り除

 

 いていきます。

 

 各自の自主的な創作・研究を行い、必要に応じてより専門的な十州や授業を展開します。

 

 制作・展示プロセスの基礎を学び展示会の企画運営を学生が主体的にとりくんでいきます。

 

 現代美術 朝鮮美術史 美学概論 美術教育 版画 朝鮮画 立体 卒業制作

研究院

二年制の美術科を卒業したあとは朝鮮大学校研究院予科(美術専攻コース)に進み、

研究を続けることができます。 

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